この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
手を繋ごう〜愛憎II〜
第24章 萌の部屋







(ちっ。あいつら、サツまで入れやがって…)

帽子の上にフードを被った豊は萌の家の塀の側にいた。

(しかも、あいつが…あいつが…!!)

ダンッと拳を塀に入れる。

ダラダラと滴る血を啜りながら

萌の部屋付近をみる。


(…………!!)

少しだが裸体の萌に、裸体の誠がセックスをしてる姿が見える。


(コロシテヤルコロシテヤル殺してやる……)

警察の巡回に引っかかってはまずい。

そのまま街に溶け込む豊。

いつものクラブは恐らくもう使えないだろう。

唯を鎖につけ、教室に放置した時から、その線は考えていた。

ピンッカシャッ

ジッポでタバコを吸い、ガードレールに寄りかかりながら考える。

なにか思いついたように携帯電話を取り出し

「…もしもし…」

と話し始める。

クラブで知り合った密売人。

良い所を見つけ、隠れているらしい。

唯のドラッグもそこから仕入れたものだった。

「バタフライナイフの調達、お願いできますか?」

少し前の少年犯罪から、少年法で規制された凶器。

メモ帳を取り出し、指定振込先を書く豊。

拳銃は扱いきれない。
他の人まで殺る可能性がある。
ただ狙うのは川仲誠、たった一人だ………そう思いながらーーー






/268ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ