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手を繋ごう〜愛憎II〜
第5章 お風呂の時間
「そいつらの誰か俺と付き合ったりした事で萌に危害加えないかとか心配って言う事で、みんなでお前を護衛する事にしたの。」

「危害っ?!」

なんて大袈裟な…萌は思うが、みんな真剣に心配してくれての行動だ。

無碍には出来ない。

「まぁ、…人ってとんでもない事考える時があるからさ。
何事も無ければ、それに越した事はない。
みんなそれを納得しての行動だ。
そいつらに携帯電話の番号とか家の電話番号とか教えてないよな?」

「勿論。教えてない。」

「一応、俺もみんなも気を張って、尾行してるヤツとかいないかどうかも、気を巡らせてる。
……今まで黙ってたのは、俺の行動のせいで萌が不安がらせたくなかったんだ。」

「もう〜!私にも早く教えてくれれば良いのに!!」

萌は少し腹を立てていた。

「ホント、ごめんな。」

そう言う誠に

「私も気をつけるね」

と言った。

誠は萌を振り向かせ、

「何かあったら…なんて、絶対言いたくないけど、その時は俺が守るから、萌は安心してくれな…?」

「ありがとう…」

二人は顔を寄せ合い、チュッと軽くキスをした。


「さぁ、俺、体洗うかな」
と、体を起こそうとした時

「もう洗いっこしてくれないの…?」

と、萌は誠に言った。

誠は真顔になった後

「それは今日はシて良いよってこと?」

と、ニヤリと笑う。

電車で毎日刺激されていたのが、無くなると、鬱憤も貯まるらしい。

初めての日はセックスを沢山求めて来たけど、今日も沢山求められたい…。

そう思った萌は

「今日は一杯シたい…」

と、萌は呟いていた。

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