この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
手を繋ごう〜愛憎II〜
第9章 偽彼作戦
『美咲先輩、こんにちは。ちょっと、こないだ放課後に美咲さんが話しをして下さった事で、ご相談したい事があるんです。よろしければ、放課後、裏庭にあるベンチに来てくれますか?』
そう萌からメールが来ていたのを休み時間に知った美咲は、『了解』と、送る。
(相談したい事って何かしら…?)
そう思いながら、放課後、裏庭に向かった。
裏庭にいたのは、隆、誠、萌だった。
「ごめんなさい、お呼び立てしちゃって…」
萌は言うが、美咲は隆の顔を見て離れない。
(そんな…!!隆に知られてしまった…?)
今まで絶対に巻き込んではいけないと思っていた人に知られてしまい、美咲は逃げ出したい衝動に駆られ
「ちょ、ちょっと、やっぱあとで良い?」
と、後ろを振り返り、走り出した。
「み、美咲先輩!!」
「ちょ、ちょっと待って下さい!!」
萌と誠は慌てて、美咲を止めようとする。
どうしようどうしよう…
美咲は必死に走ろうとしていた。
足が縺れる。
しかし
パシッと腕を掴まれた。
(え…)
そう思い、振り返ると
はぁ…と息切れをし、美咲を追いかけた隆だった。
続けて追いかけて来ていた誠と萌はホッとしたような顔を浮かべ、向きを変え、手を繋ぎ、ベンチの方へと行ったようだった。
そう萌からメールが来ていたのを休み時間に知った美咲は、『了解』と、送る。
(相談したい事って何かしら…?)
そう思いながら、放課後、裏庭に向かった。
裏庭にいたのは、隆、誠、萌だった。
「ごめんなさい、お呼び立てしちゃって…」
萌は言うが、美咲は隆の顔を見て離れない。
(そんな…!!隆に知られてしまった…?)
今まで絶対に巻き込んではいけないと思っていた人に知られてしまい、美咲は逃げ出したい衝動に駆られ
「ちょ、ちょっと、やっぱあとで良い?」
と、後ろを振り返り、走り出した。
「み、美咲先輩!!」
「ちょ、ちょっと待って下さい!!」
萌と誠は慌てて、美咲を止めようとする。
どうしようどうしよう…
美咲は必死に走ろうとしていた。
足が縺れる。
しかし
パシッと腕を掴まれた。
(え…)
そう思い、振り返ると
はぁ…と息切れをし、美咲を追いかけた隆だった。
続けて追いかけて来ていた誠と萌はホッとしたような顔を浮かべ、向きを変え、手を繋ぎ、ベンチの方へと行ったようだった。