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第5章 井上 翔太
そのまま、ポスッ、とベッドに倒れこむ。
小鳥遊さんのボリュームのあるショートボブの髪が、シーツに広がり、やけに色っぽい。

狭い室内には、ピザとポテトのにおいが残ってて。
ムードがないことこの上ない。

でも、それでもよかった。

経験を重ねても、やっぱり初回って緊張するもんだな。
ぎごちない手つきで、ブラウスのボタンを外すと、思ったより大きめの膨らみと、それを隠すセクシーな下着。

上半身を起こして膝立ちになり、ネクタイを抜くとワイシャツとTシャツを脱ぎ捨てた。

小鳥遊さんの背中に手を入れ、ホックを外して、そっとレースをずらす。

人差し指と中指の間に先端を挟み、全体を、優しく撫で上げた。

彼女はくすぐったい、と身をよじって逃げようとするが、逃さなかった。

そのまま、キスを、重ねる。

最初は軽く。

徐々に、舌を入れ、最後は互いを貪るような激しいキス。キスをしながら、身体に引っかかっているだけの、彼女のブラウスとブラを強引に剥ぎ取り、放り投げた。

俺の下半身も、もう痛いほどに熱を帯びていた。
片手でベルトを外し、抑えつけられていたモノを解放する。
ついでに彼女の、スカートファスナーもおろし、ストッキングとともに下に落とした。
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