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第5章 井上 翔太
ずるり、と彼女の身体から抜いて、ゴムを処理し、

「えっと、ごめん。まだ、イッてない、よね。も、もうちょっと待って」

息を整える。

「おっきくしてもいい?」

小鳥遊さんが呟く。

「え?」

小鳥遊さんはモゾモゾと布団の中に潜り込んで行く。

大人しくなった俺のモノを、彼女がパクリ、と口に咥えた。

「⁉︎」

歴代の彼女(と言っても学生時代だった)で、こういう事を自主的にしてくれる子なんて、今までいなかった。

ちゅううぅ、と吸われると合わせて血液が流れ込んで行くのがわかる。

敏感な部分をチロチロと舐められたり、優しく手で触れられると、その度電気が走るような快感に襲われた。

小鳥遊さんは布団から出てくると、

「もう、いけるかな?」

とお茶目に笑った。

2回目は。

「真紀さん、奥がいいんだよね?なら、後ろ向いて?」

彼女を四つん這いにさせ、俺も膝立ちになる。新しいゴムをつけ、彼女の腰を掴んで一気に貫いた。

「あんっ‼︎」

この体勢だと、イイところに届くのか、彼女の声が大きくなり、俺の興奮を煽る。
密着感が少ないし、顔が見えないから、俺は正常位のが好きだけど。
俺の腰と、彼女のお尻がぶつかる音と、2人の荒い息が部屋に響く。
それが、すごくいやらしく感じた。
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