この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第5章 井上 翔太
日曜の夜に自分の部屋に帰り、月曜会社に出勤すると、俺も小鳥遊さんも、普段通り。
先輩後輩に、戻る。
付き合いだしたからって、いきなりバレるようなことは、しない。
オトナですから。
オンとオフはきっちり分ける。
「井上くん、コレ、チェックお願い」
小鳥遊さんからファイルを渡される。そういう彼女の耳には、俺がプレゼントしたピアスが揺れているのが見えた。
「はい。急ぎますか?」
「今日中にできる?あと、できたら前に見せて貰った資料、ちょっと訂正してるから、確認して。で、それ、年明けの会議で使いたいから仕事納めまでには纏めといてな。」
「了解です。」
こんないつも通りの業務連絡をかわしながら。
普段通りの仕事をこなしながら。
スーツだとちょっとわかりにくいけど、脱いだら意外と胸が大きいってこととか。すごく可愛い声をだす、ってこととか。
超肉食で、ドSな、あの、妖艶な流し目とかも。
俺だけが知ってる、と思うと、優越感と背徳感が、入り混じって、背中がくすぐったい。
ヤバい、社内恋愛、楽しい。
俺は密かにニヤっと口角を釣り上げ、PCに向かった。
ーfinー
先輩後輩に、戻る。
付き合いだしたからって、いきなりバレるようなことは、しない。
オトナですから。
オンとオフはきっちり分ける。
「井上くん、コレ、チェックお願い」
小鳥遊さんからファイルを渡される。そういう彼女の耳には、俺がプレゼントしたピアスが揺れているのが見えた。
「はい。急ぎますか?」
「今日中にできる?あと、できたら前に見せて貰った資料、ちょっと訂正してるから、確認して。で、それ、年明けの会議で使いたいから仕事納めまでには纏めといてな。」
「了解です。」
こんないつも通りの業務連絡をかわしながら。
普段通りの仕事をこなしながら。
スーツだとちょっとわかりにくいけど、脱いだら意外と胸が大きいってこととか。すごく可愛い声をだす、ってこととか。
超肉食で、ドSな、あの、妖艶な流し目とかも。
俺だけが知ってる、と思うと、優越感と背徳感が、入り混じって、背中がくすぐったい。
ヤバい、社内恋愛、楽しい。
俺は密かにニヤっと口角を釣り上げ、PCに向かった。
ーfinー