この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第5章 井上 翔太
俺たち2人が、正攻法でこの状態に到達するには、きっともっと、長い時間がかかったと思うから。
そうしてるうちに、絶対どっちかが拗らせるんだ、こういう場合。
だから、これで、よかった。
トーストをかじりながら、2杯目のコーヒーを淹れていると、ピロリン、と携帯が鳴った。
小鳥遊さんからのSNSだった。
《今晩ウチに、泊まりにおいで〜☆クリスマスやし、頑張ってご飯作るから♪》
泊まりって。
マジで、連チャンでヤんの?
どんだけ体力あるんだあのヒト。
俺ついていけんのカナ…
ちょっとゲンナリしたけど、でも、連休の予定もなく、3日間時間を持て余すハズだった身に、彼女の手料理は、やっぱり魅力的なお誘いで。
俺は苦笑して、オッケースタンプを返した。
洗濯終わったら、支度して、クリスマスプレゼントでも買って持って行こう。
花束なんてガラじゃない。
ケーキと、あとは…
指輪…はまだ早いし、サイズもわからない。
なら、普段使いできるネックレスか、ピアス、かな。
うん、ピアスにしよう。
会社で、いつものスーツ姿に、俺のプレゼントしたピアスをつけて、普段通り過ごすとか、ちょっとイイよね。
彼女のショートボブなら耳が半分見えてるから、つけてるのよくわかるし。
ダダ混みの神戸大丸で、揉みくちゃになりながらピアスを買い、元町の小洒落たケーキ屋で、ケーキを買って、小鳥遊さんの部屋に行く。
美味しい手料理と、連チャンだけど、濃厚なセックス。
甘々の3日間を過ごした。
そうしてるうちに、絶対どっちかが拗らせるんだ、こういう場合。
だから、これで、よかった。
トーストをかじりながら、2杯目のコーヒーを淹れていると、ピロリン、と携帯が鳴った。
小鳥遊さんからのSNSだった。
《今晩ウチに、泊まりにおいで〜☆クリスマスやし、頑張ってご飯作るから♪》
泊まりって。
マジで、連チャンでヤんの?
どんだけ体力あるんだあのヒト。
俺ついていけんのカナ…
ちょっとゲンナリしたけど、でも、連休の予定もなく、3日間時間を持て余すハズだった身に、彼女の手料理は、やっぱり魅力的なお誘いで。
俺は苦笑して、オッケースタンプを返した。
洗濯終わったら、支度して、クリスマスプレゼントでも買って持って行こう。
花束なんてガラじゃない。
ケーキと、あとは…
指輪…はまだ早いし、サイズもわからない。
なら、普段使いできるネックレスか、ピアス、かな。
うん、ピアスにしよう。
会社で、いつものスーツ姿に、俺のプレゼントしたピアスをつけて、普段通り過ごすとか、ちょっとイイよね。
彼女のショートボブなら耳が半分見えてるから、つけてるのよくわかるし。
ダダ混みの神戸大丸で、揉みくちゃになりながらピアスを買い、元町の小洒落たケーキ屋で、ケーキを買って、小鳥遊さんの部屋に行く。
美味しい手料理と、連チャンだけど、濃厚なセックス。
甘々の3日間を過ごした。