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第7章 北川 樹
父親学級と母親学級というのがあり、どちらかに行くつもりにしてたのに、どっちも急な仕事が入って行けなくなった。
遙は、俺が行けないなら、と父親学級は行かなかったけど、内容的には父親としての心構え的なモノとか、沐浴のさせ方とか、そういうものらしい。
そんなモン一回聞いた程度で父親の実感が湧くなら世話ないって話だ。
母親学級は結局遙一人で行った。
後から内容を聞いたら、出産シーンのビデオを観せられたよ、と言ってて。
行かなくてよかった、と心から思った。
そうこうしてる間に年末になり、遙は産休に入って。
二人で正月を迎え、遙の実家にも年始の挨拶に行き。
正月休みが開けて、俺だけが出勤するのは、なんとなく違和感があった。
遙は遙で、病気とかじゃないのに会社行かなくていいってなんか不思議〜、と他人事だった。
遙は、俺が行けないなら、と父親学級は行かなかったけど、内容的には父親としての心構え的なモノとか、沐浴のさせ方とか、そういうものらしい。
そんなモン一回聞いた程度で父親の実感が湧くなら世話ないって話だ。
母親学級は結局遙一人で行った。
後から内容を聞いたら、出産シーンのビデオを観せられたよ、と言ってて。
行かなくてよかった、と心から思った。
そうこうしてる間に年末になり、遙は産休に入って。
二人で正月を迎え、遙の実家にも年始の挨拶に行き。
正月休みが開けて、俺だけが出勤するのは、なんとなく違和感があった。
遙は遙で、病気とかじゃないのに会社行かなくていいってなんか不思議〜、と他人事だった。