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第7章 北川 樹
2月11日。祝日だったけど、土曜日で。
今年は振替のない土曜祝日が多い年らしい。
明日は日曜で休みだ。
晩飯を食って、風呂も入り、遙が怠いから早めに寝る、と言って先に寝室に入った。
俺はリビングのソファでTVを観ていた。
ぼちぼち寝ようかな、と思ったのが夜12時過ぎ。
TVを消した瞬間、遙の
「痛った!」
という声に慌てて寝室に行く。
「どうした⁉︎」
「いや…なんか、急にドンッて蹴られて…スゴい痛くてさぁ…」
「なんだよ、驚かせんなよ…」
「だって!スゴい痛かったんだもん…」
「そんなに?」
「ん…ビックリした…ちょっとトイレ行ってこよ」
ベッドから降りて立ち上がった時、遙が首を傾げる。
「ん?」
「何だよ。」
「…わかんない。なんか、違和感が…」
そう行ってトイレから帰って来た遙は、病院で貰った冊子をゴソゴソと取り出し、読み始めた。
風呂は入ったけど、下着を替えただけでまだ部屋着のままだった俺は、パジャマに着替えようと服を脱ぎながら、遙を覗き込む。
遙は恐る恐る顔を上げ、
「ねぇ、樹さん…破水したかも…」
今年は振替のない土曜祝日が多い年らしい。
明日は日曜で休みだ。
晩飯を食って、風呂も入り、遙が怠いから早めに寝る、と言って先に寝室に入った。
俺はリビングのソファでTVを観ていた。
ぼちぼち寝ようかな、と思ったのが夜12時過ぎ。
TVを消した瞬間、遙の
「痛った!」
という声に慌てて寝室に行く。
「どうした⁉︎」
「いや…なんか、急にドンッて蹴られて…スゴい痛くてさぁ…」
「なんだよ、驚かせんなよ…」
「だって!スゴい痛かったんだもん…」
「そんなに?」
「ん…ビックリした…ちょっとトイレ行ってこよ」
ベッドから降りて立ち上がった時、遙が首を傾げる。
「ん?」
「何だよ。」
「…わかんない。なんか、違和感が…」
そう行ってトイレから帰って来た遙は、病院で貰った冊子をゴソゴソと取り出し、読み始めた。
風呂は入ったけど、下着を替えただけでまだ部屋着のままだった俺は、パジャマに着替えようと服を脱ぎながら、遙を覗き込む。
遙は恐る恐る顔を上げ、
「ねぇ、樹さん…破水したかも…」