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第7章 北川 樹
だけど、遙にイヤなら来なくていいよ、と言われてしまうと、いや、別にイヤじゃねぇよ?と強がってしまうあたり、我ながらガキだなぁ、と思う。
もしかしたらその辺も見透かされての来なくていい発言なんだろうか、と思いつつ、その辺は、なんというか、まぁ、意地だ。
「イヤじゃないよ。…ちょっと、不安はあるけど。でも、遙が、俺にいて欲しいなら、側に居るし。居て欲しくないなら、出とく。」
「…半々かな…居てくれたら、心強い…けど、痛さに理性飛んで何言うかわかんないから、樹さんに見せたくない気持ちも、あるの…」
「遙が、取り乱したり泣き叫んだりしても、俺が遙を好きだって気持ちは変わらないけどな。…きっと、いい顔なんてしてられないんだろうけど、そんなこと考えなくていいから、産むことだけ考えろ。」
「うん。じゃあ、側に居て♪」
俺は頷いて握った遙の手にキスをした。
もしかしたらその辺も見透かされての来なくていい発言なんだろうか、と思いつつ、その辺は、なんというか、まぁ、意地だ。
「イヤじゃないよ。…ちょっと、不安はあるけど。でも、遙が、俺にいて欲しいなら、側に居るし。居て欲しくないなら、出とく。」
「…半々かな…居てくれたら、心強い…けど、痛さに理性飛んで何言うかわかんないから、樹さんに見せたくない気持ちも、あるの…」
「遙が、取り乱したり泣き叫んだりしても、俺が遙を好きだって気持ちは変わらないけどな。…きっと、いい顔なんてしてられないんだろうけど、そんなこと考えなくていいから、産むことだけ考えろ。」
「うん。じゃあ、側に居て♪」
俺は頷いて握った遙の手にキスをした。