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第8章 芳川 翠

「…あっ…」

玄くんが形のいい鼻を擦り付けるみたいに私のアンダーヘアを掻き分けて。
敏感な部分を、舐められて、思わず身体が仰け反る。
腰をしっかり支えられてるから危なくはなかったけど…恥ずかしいのに気持ちよくて、頭がおかしくなりそうだった。

「すげぇ…いっぱい溢れてくる…どうしよう…どうしてほしい…？」

「……そんなこと…言わないで…」

「翠が可愛くて…俺もどうしたらいいかわかんなくなってきた…」

そう言いながら、玄くんは舌を動かすのを止めようとしない。

「も、やめて…おかしくなりそう…」

「イッたらスッキリするって。我慢せずに、気持ちよくなって。翠….すっげぇセクシー…たまんねぇ…」

息が、荒くなって、早くなって…

恥ずかしいのに、着実に昇り詰めていく自分が居て。
抗えない…


頭が真っ白になって…

…….突然、弾けた。


「んぁッ！」

がくんと後ろに仰け反った私の身体を、湯船から立ち上がった玄くんがしっかり支えてくれた…