この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第8章 芳川 翠
グラタンみたいなキッシュ風になるはず…と思ったら、予想通りの味で、思いつきにしては美味しくできた。
2人でコーヒーとグラタン風トーストを食べて、お昼からは映画を観に行って。お茶の時にケーキも食べて、後はぶらぶらウィンドウショッピング。
夜は車でウチまで送って貰って。
ウチでコーヒーを飲んで、楽しい誕生日を過ごせた。
本当はもっとまったりいちゃいちゃしたかったけど、お互い明日は仕事だから…と諦めて。
帰りがけにキスされたから、それに応えて。
唇を離し、そっと目を見つめて。
「おやすみなさい、てっちゃん。」
と呟いたら、玄くんの耳が見る間に赤くなっていく。
何このピュアな反応…
あまりの意外さに笑いそうになりながら。
「またね、てっちゃん♪」
「…お、おやすみ…じゃ、また!」
慌てて帰っていく玄くんを見送りながら、玄くんの違う一面を見た気がして。あぁ、そういえば、付き合うきっかけになったのも、ピュアな写真見て感動したからだったわ、と思い出し。
普段は意地悪なのにピュアって…
ホント、ギャップってクるかも…
と気付いた28歳の誕生日だった…
ーfinー
2人でコーヒーとグラタン風トーストを食べて、お昼からは映画を観に行って。お茶の時にケーキも食べて、後はぶらぶらウィンドウショッピング。
夜は車でウチまで送って貰って。
ウチでコーヒーを飲んで、楽しい誕生日を過ごせた。
本当はもっとまったりいちゃいちゃしたかったけど、お互い明日は仕事だから…と諦めて。
帰りがけにキスされたから、それに応えて。
唇を離し、そっと目を見つめて。
「おやすみなさい、てっちゃん。」
と呟いたら、玄くんの耳が見る間に赤くなっていく。
何このピュアな反応…
あまりの意外さに笑いそうになりながら。
「またね、てっちゃん♪」
「…お、おやすみ…じゃ、また!」
慌てて帰っていく玄くんを見送りながら、玄くんの違う一面を見た気がして。あぁ、そういえば、付き合うきっかけになったのも、ピュアな写真見て感動したからだったわ、と思い出し。
普段は意地悪なのにピュアって…
ホント、ギャップってクるかも…
と気付いた28歳の誕生日だった…
ーfinー