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第10章 萩原 義隆
「じゃあ、エッグベネディクト風でどうかしら?」
「……なにそれ。」
「パンケーキにハムとチーズと半熟の目玉焼きを乗せたやつ。サラダと一緒に、卵の黄身も絡めて食べる甘くないパンケーキのこと。」
「…それは美味しそうだね。」
「じゃあ、作るの手伝って?」
「了解。私は何をしたらいい?」
「サラダとコーヒーをお願いします。」
「OK」
2人でベッドから起き上がり、部屋着を着て顔を洗う。
夏の部屋着は、専ら菜摘が買ってきてくれたステテコだ。
最初ステテコと聞いた時は、昔ながらの白いちぢみというのか、縦縞織りの生地を使ったアレを想像して、幾ら何でも…と思ったが、菜摘が袋から出したものは、チェック柄やストライプ柄のもので。
涼しいし履いて楽だ。
外に出るコトは流石にないが、家の中ならコレで十分だな、と思えるもので。もっと欲しい、と言って買ってきて貰い、今は数枚を着まわしている。
レディースのステテコもあるらしく、菜摘もいくつか持っていて、お揃いの柄もある。
ペアルックというと気恥ずかしいが、誰に見せるでもない部屋着だから、それなら別に構わない。
「……なにそれ。」
「パンケーキにハムとチーズと半熟の目玉焼きを乗せたやつ。サラダと一緒に、卵の黄身も絡めて食べる甘くないパンケーキのこと。」
「…それは美味しそうだね。」
「じゃあ、作るの手伝って?」
「了解。私は何をしたらいい?」
「サラダとコーヒーをお願いします。」
「OK」
2人でベッドから起き上がり、部屋着を着て顔を洗う。
夏の部屋着は、専ら菜摘が買ってきてくれたステテコだ。
最初ステテコと聞いた時は、昔ながらの白いちぢみというのか、縦縞織りの生地を使ったアレを想像して、幾ら何でも…と思ったが、菜摘が袋から出したものは、チェック柄やストライプ柄のもので。
涼しいし履いて楽だ。
外に出るコトは流石にないが、家の中ならコレで十分だな、と思えるもので。もっと欲しい、と言って買ってきて貰い、今は数枚を着まわしている。
レディースのステテコもあるらしく、菜摘もいくつか持っていて、お揃いの柄もある。
ペアルックというと気恥ずかしいが、誰に見せるでもない部屋着だから、それなら別に構わない。