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第11章 新田 誠治
「さ!夕飯にしましょうか!」
鶴のひと声ならぬ、桜子のひと声。
ウチではコレが全ての合図で。
何をやっていても、それで全てがリセットされる。
満希も部屋から降りてきて、全員で食卓を囲む。カレーもサラダも勿論美味かった。
網戸にしたままの裏庭から、いい風が吹き込んで。
窓辺に吊るした風鈴がチリン、と鳴る。
あー…夏、だなぁ…
当たり前のことをしみじみと考え、今日も家族揃って1日を締めくくれる、当たり前のようでいて、実は当たり前ではない、この幸せを噛み締めた。
ーfinー
鶴のひと声ならぬ、桜子のひと声。
ウチではコレが全ての合図で。
何をやっていても、それで全てがリセットされる。
満希も部屋から降りてきて、全員で食卓を囲む。カレーもサラダも勿論美味かった。
網戸にしたままの裏庭から、いい風が吹き込んで。
窓辺に吊るした風鈴がチリン、と鳴る。
あー…夏、だなぁ…
当たり前のことをしみじみと考え、今日も家族揃って1日を締めくくれる、当たり前のようでいて、実は当たり前ではない、この幸せを噛み締めた。
ーfinー