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第12章 幕間…SS集…②
北川 樹
会社で、午前中は社内業務、午後から得意先へ、というスケジュールで。近くでメシ食ってから出よう、と会社の近くにある店に入った。ここは小さい居酒屋なんだけど、昼はランチ営業してて。しかも店主のオヤジが趣味でやってる店みたいな感じだから、ありきたりな感じじゃなく、結構面白い料理を出してくれる。コレにこの薬味乗せる?と思って食べたら意外と合ったり、小鉢が凝ってたり。純粋に美味い。値段も高くないからお気に入りの一軒。但しそんな店だからいつもいっぱいだし、ランチも毎日3種類あるのが全部数量限定で。なくなり次第終了、てヤツだから、早めに行かないと食べられない。
今日は外出の兼ね合いもあるから、ちょっと早いけど昼出てそのまま外出します、と断って出たから、行けるかな、と思ったら店の中はまぁまぁの混み具合で。
相席になりますけど、と言われたら、こっちどうぞ、と手を上げてくれた人がいて。その席には課長が座ってた。
「課長!」
「北川も昼から外出だったっけな。」
「はい。課長もですか?」
「あぁ。」
「お邪魔します。」
「北川と食うの珍しいな。」
「ですね。」
課長の向かいに座り、運ばれてきたおしぼりで手を拭いた。
会社で、午前中は社内業務、午後から得意先へ、というスケジュールで。近くでメシ食ってから出よう、と会社の近くにある店に入った。ここは小さい居酒屋なんだけど、昼はランチ営業してて。しかも店主のオヤジが趣味でやってる店みたいな感じだから、ありきたりな感じじゃなく、結構面白い料理を出してくれる。コレにこの薬味乗せる?と思って食べたら意外と合ったり、小鉢が凝ってたり。純粋に美味い。値段も高くないからお気に入りの一軒。但しそんな店だからいつもいっぱいだし、ランチも毎日3種類あるのが全部数量限定で。なくなり次第終了、てヤツだから、早めに行かないと食べられない。
今日は外出の兼ね合いもあるから、ちょっと早いけど昼出てそのまま外出します、と断って出たから、行けるかな、と思ったら店の中はまぁまぁの混み具合で。
相席になりますけど、と言われたら、こっちどうぞ、と手を上げてくれた人がいて。その席には課長が座ってた。
「課長!」
「北川も昼から外出だったっけな。」
「はい。課長もですか?」
「あぁ。」
「お邪魔します。」
「北川と食うの珍しいな。」
「ですね。」
課長の向かいに座り、運ばれてきたおしぼりで手を拭いた。