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第14章 武井 沙織
時間そのもの?とキョトンとしてしまう。
「贈る相手が何を必要としてるか、とか。何をあげたら喜ぶか、とかね。そういったことを考えてる時間、少なくとも選んでいる間は、僕のことを考えてくれたでしょう?」
そりゃあ…ねぇ?
コクリと頷く。
「もちろん使わないモノよりは使えるモノ、不要なモノよりは必要なモノの方が嬉しいよ。だけど、これがいいかな、とか考えてくれる時間とか気持が嬉しいよね。だってそういうものはお金で買えないから。プライスレス、っていうのかな?」
そういうことか…
「ね? 何でも良いんだよ。俺は肩叩き券で良いんじゃない、って言ったんだけど。」
祥悟くんが笑うと、お父さまも笑って
「え? 沙織さんがマッサージしてくれるの? それならその方が嬉しいなぁ」
と言う。反応に困ってたらお母さまが、
「ナニ言ってんのよこのエロオヤジ!肩が凝ってるならマッサージチェアがあるじゃない!」
とテーブルを叩く。
「あはは、冗談だよ。」
お父さまがお茶目に笑ってその会話は終わった。
「贈る相手が何を必要としてるか、とか。何をあげたら喜ぶか、とかね。そういったことを考えてる時間、少なくとも選んでいる間は、僕のことを考えてくれたでしょう?」
そりゃあ…ねぇ?
コクリと頷く。
「もちろん使わないモノよりは使えるモノ、不要なモノよりは必要なモノの方が嬉しいよ。だけど、これがいいかな、とか考えてくれる時間とか気持が嬉しいよね。だってそういうものはお金で買えないから。プライスレス、っていうのかな?」
そういうことか…
「ね? 何でも良いんだよ。俺は肩叩き券で良いんじゃない、って言ったんだけど。」
祥悟くんが笑うと、お父さまも笑って
「え? 沙織さんがマッサージしてくれるの? それならその方が嬉しいなぁ」
と言う。反応に困ってたらお母さまが、
「ナニ言ってんのよこのエロオヤジ!肩が凝ってるならマッサージチェアがあるじゃない!」
とテーブルを叩く。
「あはは、冗談だよ。」
お父さまがお茶目に笑ってその会話は終わった。