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第15章 及川 菜摘
日曜は普通に過ごして、月曜日。
出勤すると杉山さんがそそっと近寄ってきて。
来た!と身構えたのに、杉山さんの口からは、
「及川さんの彼、カッコいいね♪」
という言葉が出て。
え⁉︎
と拍子抜けしてしまう。
…バレてない…?
髪型とサングラスだけで別に変装してたってわけでもないのに?
「オトナの魅力っていうか…年上だよね?」
「え、えぇ、まぁ…」
「あんなヒトとどこで知り合うの〜?」
「………」
「合コン?紹介?」
「………どうだったかしら…合コンではないかな…」
「付き合って長いの?」
「……そこそこ…3年くらいかしら…」
「ふぅん…ちょっと萩原部長に似てる?」
「えっ⁉︎」
「あ、及川さんはそう思わないのかな? 初めて見たからかしら、芸能人でいうと誰ソレに似てる、みたいな感じ…でもそうよね、彼氏が会社の人に似てるとか言われるの、いい気持ちしないか、ごめんごめん」
「…あ、いえ、別に…」
どう答えたらいいかまよって目を瞬かせる。
出勤すると杉山さんがそそっと近寄ってきて。
来た!と身構えたのに、杉山さんの口からは、
「及川さんの彼、カッコいいね♪」
という言葉が出て。
え⁉︎
と拍子抜けしてしまう。
…バレてない…?
髪型とサングラスだけで別に変装してたってわけでもないのに?
「オトナの魅力っていうか…年上だよね?」
「え、えぇ、まぁ…」
「あんなヒトとどこで知り合うの〜?」
「………」
「合コン?紹介?」
「………どうだったかしら…合コンではないかな…」
「付き合って長いの?」
「……そこそこ…3年くらいかしら…」
「ふぅん…ちょっと萩原部長に似てる?」
「えっ⁉︎」
「あ、及川さんはそう思わないのかな? 初めて見たからかしら、芸能人でいうと誰ソレに似てる、みたいな感じ…でもそうよね、彼氏が会社の人に似てるとか言われるの、いい気持ちしないか、ごめんごめん」
「…あ、いえ、別に…」
どう答えたらいいかまよって目を瞬かせる。