この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
some more storys
第17章 田嶋 紗栄子
渡された制服は、ダークブラウンとグリーンのタータンチェックのベストと、黒に近いダークグリーンのパンツ。白いブラウスは持ってくるように言われていたから、それと合わせて着替えた。仕上げはパンツと同色のクロスタイをゴールドのピンで留める。
最後の面接で、採用の言葉を貰い、待遇面とかの具体的な話をした時、合わせて制服の採寸もしてたから、ピッタリだった。
制服だから、社長も、さっき掃除をしてた敬さんも同じものを着てる。社長の奥さんは裏方だから着てなかったけど。
「やっぱり女のコだしスカートの方がいいんじゃない?」
「…そうかなぁ…まぁ加藤さん本人がそうしたければスカートにしてもいいけど、その場合ほら、動きが制限されないか?彼女には採寸とパターンをお願いしたいと思ってるから…トラウザーズの丈を測る時なんかはお客様の足元に屈むわけだし」
「それもそうねぇ…加藤さん、スカートとパンツどっちがいい?」
「あ、このままで動きやすいので、私はパンツスタイルの方がいいです…」
そっか、と2人は笑って。
私の制服は完成らしかった。
最後の面接で、採用の言葉を貰い、待遇面とかの具体的な話をした時、合わせて制服の採寸もしてたから、ピッタリだった。
制服だから、社長も、さっき掃除をしてた敬さんも同じものを着てる。社長の奥さんは裏方だから着てなかったけど。
「やっぱり女のコだしスカートの方がいいんじゃない?」
「…そうかなぁ…まぁ加藤さん本人がそうしたければスカートにしてもいいけど、その場合ほら、動きが制限されないか?彼女には採寸とパターンをお願いしたいと思ってるから…トラウザーズの丈を測る時なんかはお客様の足元に屈むわけだし」
「それもそうねぇ…加藤さん、スカートとパンツどっちがいい?」
「あ、このままで動きやすいので、私はパンツスタイルの方がいいです…」
そっか、と2人は笑って。
私の制服は完成らしかった。