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第2章 高野 正一郎
家に帰っても飯を食う気もせず、二階の部屋に籠ってふて寝した。

初めて、惚れた女との終わりがコレか…

情けなさすぎて涙も出ん。

俺が悪かったんか?

借金なんか無視してトキエを嫁にすると振り切ればよかったんか?

トキエが、針の筵に置かれると判ってて?

お袋や姉貴にどんな嫌味を言われるか…

家を出られたら、トキエと二人で生きて行けたんかな…
俺は五男坊やから、本当なら部屋住みで、さっさと出て行けと言われる立場のはずやのに、親父の連れ合いが亡うなって、後添いに貰うたのがお袋で。親父は本家を兄貴に譲って家を出てしもうて、姉貴や俺や浩次郎がおる。腹違いの兄弟言うても親子ほど歳も離れとるし、兄貴とは呼んでも、兄貴と頼った事はない。そんな関係やった。
本家を継いだ兄貴は、自分とそう歳の変わらんお袋の面倒を見る気なんぞさらさらない。そのお袋とひっついとる親父も。結局、面倒を見るのは俺しか居らん。弟の浩次郎は頼りにならんし。
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