この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
some more storys
第23章 田嶋 美佳
ホテルを出て、梅田の地下街をブラブラして。
お腹も空いたから、夕飯も済ませる。

「ココ、結構美味いよ」

という串カツ屋さんで、お任せ御膳を2人で頼んで食べた。
美味しかった。
アスパラとかうずらの卵を薄切り肉でくるくる巻いてあげた串が食べやすくてヒットだった。

帰り道、隆行くんは、三ノ宮で降りずにウチの最寄り駅まで乗り過ごして家の前まで送ってくれる。歩きながら私は思い切って聞いてみた。

「あ、ねぇ、隆行くん。」

「ん?」

「もうすぐ誕生日、でしょ?何か欲しいものとかないかなーと思って。今日1人でいる時に色々見たんだけど…欲しくないもの買ってもな〜と思って決めきれなくて。ホントはリサーチしてサプライズがいいんだけど、時間もないし…リクエストがあれば、探しやすいかな?と思って。」

隆行くんは少し考えて、明後日の方向を向き、頰をぽりぽりと掻いた。

「………もう、貰ったけどね…」

「え?」

「美佳ちゃん。」

「?」

「…ずっと、欲しかったもの。」

隆行くんはゴホン、と咳払いして。
そっと私の肩を抱き寄せてくる。急に恥ずかしくなってきて。

「…え…あっ、そうじゃなくてっ…」

「だって、他に欲しいもの、ってか美佳ちゃんから貰いたいモノなんてないし…もし、どうしてもっていうなら…もっといっぱいちょうだい?」

肩を抱いたまま、ちゅっ、とこめかみにキスされて。私は真っ赤になって俯いてしまった…








ーfinー





/728ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ