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第25章 新田 誠治 ー プロポーズの後 ー
その翌日、俺は車で子供達を桜子さんの実家に連れて行き、お父さんとお母さんに対面させる。その車で乗るだけの桜子さんの荷物を積み、ウチに引っ越してきて貰った。

誠大は念願のママと添い寝が実現して満足そうだった。
ずっと、週末俺と子供たちの3人で眠ってたダブルベッドに、桜子さんも加わって、4人で寝ると、ちょっと手狭。
同じ高さのシングルベッド買って並べたら…後々誠大に使えるかな…と思ったりしながら、ただ、2人で桜子さんを取り合って、俺の側に全く来ないところを見ると、シングルで俺だけ1人で寝るハメなるのが目に見えていて、ちょっと踏ん切りがつかず、手狭なままダブルひとつで寝ている…朝起きると端っこに寝てる俺が半分蹴り出されてるか、誠大が落ちてたりするんだけど。

数日後、11月22日、いい夫婦の日、に俺と桜子さんは婚姻届を提出した。

挙式も披露宴もせず、2人で指輪を買いに行った。

響子と結婚した時に買った結婚指輪は、ずっとつけてたけど、桜子さんと付き合うようになってから外すことが多くなって。カフスやタイピンと一緒にガチャっと置いてたけど、きちんと箱にしまって、仏壇の、響子の写真の前に置いた。
響子のお母さんにも、電話で再婚を知らせると、良かった、お幸せに、と喜んでくれて。これからも、おばあちゃんとして、たまには孫の顔を見てやってほしい、というと、もちろん、と答えてくれた。
桜子さんを幸せにする自信はないけど。
俺は、幸せになるよ、響子。お前が一所懸命に生きた分も。
桜子さんも幸せだって思ってもらえるように、頑張るよ、俺。
これから4人で、家族としてやっていくから。
と改めて響子の墓前に誓った。





ーfinー




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