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第28章 萩原 義隆 ー 過去編 ー
「浮気の定義…?」

会社で同僚の相談を受ける。

「考えたことないな…本田はどう思ってるんだ?」

「俺は、名前のある人と、それ以上の進展を期待したキスから、だと思う。」

それは…それ以上の進展を期待してないならキスまではOKてことか?それはそれでどうかなとも思うけど、まぁ、いいか。酔ったら誰彼構わずみたいな人も居るしな、実際。

「中々哲学的に感じるが…名前のない人なんて居ないだろ?」

「俺の言ってる名前ってのは、その個人を特定するモノだ。つまり、風俗は浮気に含まれない。風俗嬢の呼称は源氏名だから、店の外でその名前の子を探しても特定できないからな。」

「なるほどなぁ…まぁ、わからんでもないな。…で、結局何の話なんだ。」

本田の話によると、奥さんと最近すれ違っていて、溜まったストレスと性欲を発散するために風俗に行った、事が奥さんにバレ、浮気したと責め立てられた挙句、離婚騒ぎにまで発展しているらしい、ということだった。
自業自得、と思わないこともなかったが、ヤツにはヤツなりの言い分があり、それは理解できないでもない。
が、それを私に相談されたところで力になってやれるものでもない。本田が熱弁をふるって説得するべき相手は奥さんなのだし、何となれば、私自身が妻とすれ違っているのだから…



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