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第28章 萩原 義隆 ー 過去編 ー
大学卒業を目前に、付き合っていた彼女が妊娠して結婚した。
彼女との交際期間は1年強。
大学3回生の時、学祭のミスコンで優勝した1回生の美人で。ミスコンで見かけて可愛いな、とは思ったがきっとモテるだろうし、車もない、遊び慣れてもいない私が高嶺の華にアタックできるわけもなく。きっと知り合うことすらないと思っていた。
そうしたら、偶々誘われて行ったディスコで、彼女を見かけた。
コートを着込み、バッグを持って、門限があるから帰りたいという彼女を、一緒に来たのだろうグループの連中が引き止めていて。
別に助けて自分を売ろう、なんて打算があったわけじゃない。ただ、帰るというなら帰らせてやればいいじゃないか、ツテがあるならまた誘えるんだから…
そう思って強引に誘うフリをして彼女の手を引いて連れ出した。
でもそこから彼女へのアタックに繋げられるほどのテクニックは持ち合わせておらず。自己紹介もせずに別れてしまった。
彼女との交際期間は1年強。
大学3回生の時、学祭のミスコンで優勝した1回生の美人で。ミスコンで見かけて可愛いな、とは思ったがきっとモテるだろうし、車もない、遊び慣れてもいない私が高嶺の華にアタックできるわけもなく。きっと知り合うことすらないと思っていた。
そうしたら、偶々誘われて行ったディスコで、彼女を見かけた。
コートを着込み、バッグを持って、門限があるから帰りたいという彼女を、一緒に来たのだろうグループの連中が引き止めていて。
別に助けて自分を売ろう、なんて打算があったわけじゃない。ただ、帰るというなら帰らせてやればいいじゃないか、ツテがあるならまた誘えるんだから…
そう思って強引に誘うフリをして彼女の手を引いて連れ出した。
でもそこから彼女へのアタックに繋げられるほどのテクニックは持ち合わせておらず。自己紹介もせずに別れてしまった。