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第31章 吉田 理恵
ネコじゃらしを鼻先にチラつかせると、寝起きにも関わらず、目を真ん丸にして飛びかかってくる。
ネコじゃらしで釣りながら、また1階のリビングに降りてきて、少し遊んでたらお母さんも帰ってきて。せっかくだから夕飯食べて行きなさいよ、とお誘いを頂き、夕ご飯まで呼ばれてのんびり帰宅。
ウチまで圭吾くんが送ってくれて、いつものように玄関先で両親に挨拶して、圭吾くんは帰って行く。
コタちゃんが居なくなって、圭吾くんが塞ぎ込んでた時は本当に辛かったけど、思いがけずフクちゃんと出会えて、よかったのかもしれない…
プロポーズしてもらえるのも楽しみだけど…圭吾くんのお母さんとなら同居も別に心配なさそうだし。
何より圭吾くんと一緒に住むめるのが、そしてまた猫がおウチにいる生活になれるのが本当に嬉しい。
部屋に入って、携帯で撮ったフクちゃんの写真を眺める。
毛色も目の色も全然違うのに。
気のせいかもしれないけど…なんだかコタちゃんと面差しが似て見える。
……うぅん、きっと、圭吾くんを心配したコタちゃんが、生まれ変わって帰ってきてくれたんだ。
そう、思うことにした。
ーfinー
ネコじゃらしで釣りながら、また1階のリビングに降りてきて、少し遊んでたらお母さんも帰ってきて。せっかくだから夕飯食べて行きなさいよ、とお誘いを頂き、夕ご飯まで呼ばれてのんびり帰宅。
ウチまで圭吾くんが送ってくれて、いつものように玄関先で両親に挨拶して、圭吾くんは帰って行く。
コタちゃんが居なくなって、圭吾くんが塞ぎ込んでた時は本当に辛かったけど、思いがけずフクちゃんと出会えて、よかったのかもしれない…
プロポーズしてもらえるのも楽しみだけど…圭吾くんのお母さんとなら同居も別に心配なさそうだし。
何より圭吾くんと一緒に住むめるのが、そしてまた猫がおウチにいる生活になれるのが本当に嬉しい。
部屋に入って、携帯で撮ったフクちゃんの写真を眺める。
毛色も目の色も全然違うのに。
気のせいかもしれないけど…なんだかコタちゃんと面差しが似て見える。
……うぅん、きっと、圭吾くんを心配したコタちゃんが、生まれ変わって帰ってきてくれたんだ。
そう、思うことにした。
ーfinー