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第32章 玄 徹匠 ートモダチー
4月に入ったある日。
会社に産休中の先輩が赤ちゃんを連れて遊びに来てくれた。
生後3ヶ月だという男のコの赤ちゃんは、ベビーカーの中でおとなしく眠っていて。皆んなでかわるがわる覗き込んではすべすべのほっぺたを指先で触ってみたりした。
先輩の山城さんは、気を遣って部署の人数分シュークリームを買って持ってきてくれて。
でもあんまり長居したら仕事の邪魔だし、子供が起きて泣いたら困るから、と30分程度で帰ってしまった。
まぁそれでも懐かしさと赤ちゃんの可愛さに浸るには十分な時間だったけど…
お昼休みの延長みたいな感じで午後イチでまったりしてしまった分、午後の仕事が立て込んで、おやつ休憩も取れずにデスクでコーヒーを片手にお土産のシュークリームをパクつく。
だけど、今日に限って有休と病欠、出張で、シュークリームが沢山余ってしまって。
山城さん、部署の人数分律儀に買ってきてくださったのに、なんだか、勿体無い…
かと言ってシュークリームを明日食べる、ってわけにも…
いや、冷蔵庫入れとけば大丈夫、かもしれないけど…
会社に産休中の先輩が赤ちゃんを連れて遊びに来てくれた。
生後3ヶ月だという男のコの赤ちゃんは、ベビーカーの中でおとなしく眠っていて。皆んなでかわるがわる覗き込んではすべすべのほっぺたを指先で触ってみたりした。
先輩の山城さんは、気を遣って部署の人数分シュークリームを買って持ってきてくれて。
でもあんまり長居したら仕事の邪魔だし、子供が起きて泣いたら困るから、と30分程度で帰ってしまった。
まぁそれでも懐かしさと赤ちゃんの可愛さに浸るには十分な時間だったけど…
お昼休みの延長みたいな感じで午後イチでまったりしてしまった分、午後の仕事が立て込んで、おやつ休憩も取れずにデスクでコーヒーを片手にお土産のシュークリームをパクつく。
だけど、今日に限って有休と病欠、出張で、シュークリームが沢山余ってしまって。
山城さん、部署の人数分律儀に買ってきてくださったのに、なんだか、勿体無い…
かと言ってシュークリームを明日食べる、ってわけにも…
いや、冷蔵庫入れとけば大丈夫、かもしれないけど…