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第3章 玄 徹匠
師匠は笑いながら、
「だってキミ、他の車にはそんなに反応しないのにアレだけスゴかったでしょ?あんなに興奮したゲン見たことないもの。ボクは他にも持ってるし、どうしても欲しければまた買えばいいもの。でも、キミにとっては一生モノの出逢いだよ?大事にしてあげて。」
と言われた。俺の、宝物が増えた瞬間だった。
アントニオは気障な金持ち、だけど。
それだけじゃ、ない。愛情深くて、人のことよく見てる。
その観察眼が、いい写真を撮る秘訣なんだろう、とも思う。
俺も見習わなきゃ、と思いながら、中々あの域には到達できない。
そんな経緯で俺の元に来たカレラ。
ホントは自慢したい気持ち満々だけど。
俺の実家が寺だと知っている同級生の中に、そんな車で行ったら誤解されそうで嫌だった。
「だってキミ、他の車にはそんなに反応しないのにアレだけスゴかったでしょ?あんなに興奮したゲン見たことないもの。ボクは他にも持ってるし、どうしても欲しければまた買えばいいもの。でも、キミにとっては一生モノの出逢いだよ?大事にしてあげて。」
と言われた。俺の、宝物が増えた瞬間だった。
アントニオは気障な金持ち、だけど。
それだけじゃ、ない。愛情深くて、人のことよく見てる。
その観察眼が、いい写真を撮る秘訣なんだろう、とも思う。
俺も見習わなきゃ、と思いながら、中々あの域には到達できない。
そんな経緯で俺の元に来たカレラ。
ホントは自慢したい気持ち満々だけど。
俺の実家が寺だと知っている同級生の中に、そんな車で行ったら誤解されそうで嫌だった。