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第40章 芳川 翠ー挨拶ー
でも、そうか。人前式なら宗教関係なく、自由にできるのか…別にピンポン球しなくてもイイってことよね。ならそれアリかも…
「式場の見学とかはまぁ、おいおいするとして。先にお互いの親に挨拶くらいはしといた方がいいかもね。どうする?両家の顔合わせにするか、順番に挨拶に行くか…」
は!そうだった!
てっちゃんのご家族、てことは…お寺さん!
「あ、あの!私、行儀作法とかっ!」
「作法?別に…そんな堅苦しく考えなくていいんじゃない?寺の跡継ぎの伴侶なら、行く行くは奥向きを仕切る必要があるから、そういうのも要るだろうけど。俺は違うし…別に実家が寺だってだけだよ?」
「だ、大丈夫、かな…」
「多分ね。」
そうして、ウチとてっちゃん、どちらの家を先に訪ねるか、については。是非とも先にてっちゃんのご実家にさせていただきたい、とお願いした。
理由は…ウチはてっちゃんを連れて行って、反対されるわけがないから。適齢期と言われる年齢も数年過ごし、彼氏の1人もいないのかとせっつかれ続け、煩いなぁ、いるってば、と答えればいつ連れてくるんだと煩い。てっちゃんみたいなハイスペックガイを連れて行った日には寧ろ、気持ちが変わらないうちにさっさと婚姻届出してこいって言われかねない。
「式場の見学とかはまぁ、おいおいするとして。先にお互いの親に挨拶くらいはしといた方がいいかもね。どうする?両家の顔合わせにするか、順番に挨拶に行くか…」
は!そうだった!
てっちゃんのご家族、てことは…お寺さん!
「あ、あの!私、行儀作法とかっ!」
「作法?別に…そんな堅苦しく考えなくていいんじゃない?寺の跡継ぎの伴侶なら、行く行くは奥向きを仕切る必要があるから、そういうのも要るだろうけど。俺は違うし…別に実家が寺だってだけだよ?」
「だ、大丈夫、かな…」
「多分ね。」
そうして、ウチとてっちゃん、どちらの家を先に訪ねるか、については。是非とも先にてっちゃんのご実家にさせていただきたい、とお願いした。
理由は…ウチはてっちゃんを連れて行って、反対されるわけがないから。適齢期と言われる年齢も数年過ごし、彼氏の1人もいないのかとせっつかれ続け、煩いなぁ、いるってば、と答えればいつ連れてくるんだと煩い。てっちゃんみたいなハイスペックガイを連れて行った日には寧ろ、気持ちが変わらないうちにさっさと婚姻届出してこいって言われかねない。