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続・飼っていたペットに飼われています。
第32章 君の細い指の先には①(スイ目線)

食欲がないという彼女にフルーツとヨーグルトだけでもなんとか食させ、簡単に着替えさせるとあるサロンまで送り届けた。
1階がレンタルドレス、2階がヘアメイク、3階がネイル、4階がエステができるそのビルに入ると受付で名前を告げる。
「予約してた清宮です。電話で伝えたとおり全てお任せするので可愛くしてやってください。」
「かしこまりました。清宮様」
「終わる頃迎えにきます。」
行き先も理由も告げずに車に乗せてきたサキは、そのやり取りを見ておろおろしながら俺の袖を引いて不安げに問う。
「…スイさん行っちゃうの? 私どうしたらいい?」
「全部お任せしてるから大丈夫。この後行くところがドレスコードあるから。ほら、あのピンクのカクテルドレスとかサキに似合いそうじゃない?」
「…うん。あれ好き。」
「じゃあ、そういうのお姉さんに伝えて? サキのやりたいこと何でもやっていいから。俺も1度着替えて迎えに来るよ。」
そうして夕方になり、迎えに行った彼女は自分の予想を裏切って別人のようになっていた。
1階がレンタルドレス、2階がヘアメイク、3階がネイル、4階がエステができるそのビルに入ると受付で名前を告げる。
「予約してた清宮です。電話で伝えたとおり全てお任せするので可愛くしてやってください。」
「かしこまりました。清宮様」
「終わる頃迎えにきます。」
行き先も理由も告げずに車に乗せてきたサキは、そのやり取りを見ておろおろしながら俺の袖を引いて不安げに問う。
「…スイさん行っちゃうの? 私どうしたらいい?」
「全部お任せしてるから大丈夫。この後行くところがドレスコードあるから。ほら、あのピンクのカクテルドレスとかサキに似合いそうじゃない?」
「…うん。あれ好き。」
「じゃあ、そういうのお姉さんに伝えて? サキのやりたいこと何でもやっていいから。俺も1度着替えて迎えに来るよ。」
そうして夕方になり、迎えに行った彼女は自分の予想を裏切って別人のようになっていた。

