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続・飼っていたペットに飼われています。
第33章 【微裏】君の細い指の先には②(スイ目線)

てっきり、あのピンクのカクテルドレスに髪を緩く巻いたハーフアップとかを想像していたのに、美しい曲線が完璧にわかる黒の総レースのイブニングドレス姿に目を奪われる。
首から胸の半分まではシースルーで豊潤な谷間が透けて見え、その下の長い足には太腿までスリットが入っていて歩く度に眩しいほどの白さがチラついて嫌でも目立った。
後ろを確認すると背中がO字に大きく開いていて、お尻は割れ目がわかるほどの薄いレースがぴったり貼り付き天に向けて上がったその丸みが強調されている。
声を失ったままの俺に、髪を纏めてアップにした項とノースリーブの肩口を覗かせ、頬を桃色に染めながらサキがぽつんと短く問う。
「……変?」
「いや……、すごく、似合ってるけど…。なんか…、イメージと違って。」
「清宮様、妹様がお兄様にとにかく大人っぽく見られたいとのご要望でしたので、こちらでもそのように仕立てさせて頂きました。大変よくお似合いかと思いますが、もし問題があればすぐにお召し変えさせて頂きます。」
空気を察したスーツ姿のアドバイザーが割って入ってくる。
「いえ、大丈夫です。写真撮ってもいいですか?」
入り口前の赤絨毯の階段に移動し、これまで見たことのなかった彼女の姿を角度を変えて何枚も撮影した。
2ショットも薦められたがそれは断る。彼女と撮った唯一の写真は京都で撮った、このただ1枚でいい。
スマホの待受にしているそれは笑顔のサキと不機嫌そうな顔をした自分で、サキがどうしてもというから撮ったものだ。
首から胸の半分まではシースルーで豊潤な谷間が透けて見え、その下の長い足には太腿までスリットが入っていて歩く度に眩しいほどの白さがチラついて嫌でも目立った。
後ろを確認すると背中がO字に大きく開いていて、お尻は割れ目がわかるほどの薄いレースがぴったり貼り付き天に向けて上がったその丸みが強調されている。
声を失ったままの俺に、髪を纏めてアップにした項とノースリーブの肩口を覗かせ、頬を桃色に染めながらサキがぽつんと短く問う。
「……変?」
「いや……、すごく、似合ってるけど…。なんか…、イメージと違って。」
「清宮様、妹様がお兄様にとにかく大人っぽく見られたいとのご要望でしたので、こちらでもそのように仕立てさせて頂きました。大変よくお似合いかと思いますが、もし問題があればすぐにお召し変えさせて頂きます。」
空気を察したスーツ姿のアドバイザーが割って入ってくる。
「いえ、大丈夫です。写真撮ってもいいですか?」
入り口前の赤絨毯の階段に移動し、これまで見たことのなかった彼女の姿を角度を変えて何枚も撮影した。
2ショットも薦められたがそれは断る。彼女と撮った唯一の写真は京都で撮った、このただ1枚でいい。
スマホの待受にしているそれは笑顔のサキと不機嫌そうな顔をした自分で、サキがどうしてもというから撮ったものだ。

