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続・飼っていたペットに飼われています。
第33章 【微裏】君の細い指の先には②(スイ目線)
 シンプルながら美しく揺れるパールのイヤリングを贈ったのは、今後自分を忘れたとしても長く使ってもらえるだろうと思ったからだ。
 助手席のサキは嬉しそうにその真珠をはにかみながらずっと弄って車をバッグで駐車する俺に話しかける。
 元の美しさを活かしたシンプルでシックなメイクをしていても、その表情にはまだ少女の面影が滲んでいた。
「なんか、映画みたいだね。」
「確かにあったね、そんなやつ。でも…。」
 大胆なスリットの隙間に手を差し入れ、運転中ずっと気になっていたしっとりとした艶のある太腿を撫でながら問いかける。
「映画のヒロインは娼婦で、抱かれる覚悟があっていろんな物を受け取ってるんだよ。サキにその覚悟はある?」
「……え?」
「こんな格好して煽ってくるってことはそういうことなんでしょ? これ、何塗ったの? 薔薇の香りがする。」
「なんか、選べるオイルマッサージでダマスクローズっていうのにしたの。嫌だった?」
「ううん、いい香りだと思うよ。香水は苦手だけど、これはなんかサキの匂いを引き立ててくれるというか。」
「え! 私、何か匂う? どうしよう…。ごめんなさい!」
「いや、そうじゃなくて俺人間よりすごく鼻が効くからわかるだけ。普段は基本シャンプーの匂いかな。でも…、サキのココが濡れるとすげーエロい、誘うような蜜のニオイがするよ。」
 薄い下着越しに湿ったソコをくにくにと弄った。
「ひゃん! やめてスイさん…、ドレス汚れちゃう。」
「そうだね。じゃあココのぷっくりした可愛い真珠は後でいっぱいイジってあげる。俺酒飲むし、上に部屋とってあるから。」
「……っ………!」
「…やめてよその顔。今すぐキスしてめちゃくちゃにしたくなる。綺麗に塗ってもらったリップ全部落ちちゃうよ?」
「だめ…。スイさんが触らなかったらすぐ戻るから大丈夫。」
「じゃあ俺先に降りて外の空気吸ってるから。準備できたら降りてきて。」
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