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続・飼っていたペットに飼われています。
第35章 【裏】君の細い指の先には④(スイ目線)
「……サキ。」
「なぁに?」
 やっとこちらを見てくれたサキの瞳にはキラキラとした光と自分が写っている。
「今日は、途中で止めないよ。わかってる? セックスするって意味。」
「…………うん。」
 自分から誘ってきた癖に頬を染めて視線を逸らされて、焦らされているようだ。
 白いきめ細やかな肌が剥き出しになったキュッと括れた腰をグッと引き寄せて、首すじから肩や背中にキスを振らせながら続ける。
「痛いよ? 泣いたってもうやめてあげられないよ。」
「…っ。……うん。」
「俺は…、過去のサキを諦められない。絶対いつか思い出させる。でもこれまでのサキにはなかった今のサキに惹かれているのも事実で、キスをしたのもこうしてるのも過去のサキの代理だからじゃない。今のサキに胸が掻き乱されたからだよ。やっぱり俺はどんなサキもたまらなく好きだ。」
「……嬉しい。」
「だから…、俺を忘れないで?」
「うん。」
「他の男のものにならないで。」
「うん…!」
「約束できる?」
「約束する。」
「じゃあ、これ…。」
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