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続・飼っていたペットに飼われています。
第38章 先輩の秘密(スイ目線)
「すみません…。もう大丈夫です!」
 そう言ってサクラギに向き直るサキを後ろ抱きにしたまま、続きを聞くことにする。
「うん…。俺ちょっと可哀想じゃない? 君達のためにこんな急いで来たのに。……まあいいや。侑斗くんと混ざってたあのコは強制送還して、向こうの星の法で裁いてもらうよ。多分好戦的なタイプに優しい星だから軽い罪になりそうだけど、少なくともサキちゃんが生きてる間はまず地球には来れないから安心して? それから侑斗くんは…。」
「あいつもう半分死体みたいなもんだろうし、そのまま地獄に送って永遠にいたぶってください。」
 口を挟む俺の手の甲をつねってサキが怒る。
「…ちょっと、スイ! ひどいよ!」
「なんでだよ! それでも足りないくらいだろ! あんなことされたのになんでそんなに庇うの? まさか、まだ…あいつに情でもあるわけ?」
「はいはいはい! そういうのは家に帰ってからやってください。本来だったらスイくんの言うとおりにするのがベストなんだろうけど、彼は彼で結構可哀想なのよ。本来だったらサキちゃんと結ばれてた運命のはずなんだから。それがスイくんが出てきて横から強引に奪い去られてねじ曲がっちゃって…。まあ、元々そういう素質があった人ではあるけど。」
「「運命…。」」
 俺とサキの声が重なる。
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