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続・飼っていたペットに飼われています。
第40章 【微裏】欠けた心を埋めることは容易じゃない②(サキ目線)

スイが眠ってから1日半が過ぎた。
彼のために少しでも役に立つ何かをしていなくては落ち着かないと、朝から台所に立ち続ける私の肩を誰かに強く抱きしめられて、慌てて振り返る。
「…スイ‼」
「サキ、大丈夫? 落ち着いた?」
「私のことなんかより、スイは…⁉ もう起きて大丈夫なの?」
「全然平気。ねえ、それよりサキは? 俺のこと覚えてる?」
「いまはそんなことよりスイの体のほうが大事でしょ! 傷、見せて?」
昨日貼ったガーゼを恐る恐るはがしてみると、そこにはもうかさぶたすらなかった。
「…………………よかった。」
彼の胸にギュッと顔を埋めながら心からホッとする。
「だから俺、普通の体じゃないから大丈夫だって。ねえ、何作ってんの? 焦げてない?」
「あっ! にらレバ…。お腹空いてる?」
「うん。」
彼のために少しでも役に立つ何かをしていなくては落ち着かないと、朝から台所に立ち続ける私の肩を誰かに強く抱きしめられて、慌てて振り返る。
「…スイ‼」
「サキ、大丈夫? 落ち着いた?」
「私のことなんかより、スイは…⁉ もう起きて大丈夫なの?」
「全然平気。ねえ、それよりサキは? 俺のこと覚えてる?」
「いまはそんなことよりスイの体のほうが大事でしょ! 傷、見せて?」
昨日貼ったガーゼを恐る恐るはがしてみると、そこにはもうかさぶたすらなかった。
「…………………よかった。」
彼の胸にギュッと顔を埋めながら心からホッとする。
「だから俺、普通の体じゃないから大丈夫だって。ねえ、何作ってんの? 焦げてない?」
「あっ! にらレバ…。お腹空いてる?」
「うん。」

