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続・飼っていたペットに飼われています。
第4章 再び彼のお世話を始めます。②(サキ目線)

「あーあ…。生き物を世話する仕事をすることは、私の夢だったのにな。」
辞表を出し、サキはメンバーと一緒にとぼとぼと歩いて帰る。
トカゲくんストラップ大量虐殺事件にざわついていた館内スタッフの上司に「あれ、私の義理の兄なんです…。すみません。」と説明するとすぐに納得してくれた。良かったのか悪かったのか…。
「大丈夫! そんなサキちゃんにピッタリの仕事を用意してるから!」と連れてこられたのはDEEP BLUEの個人事務所である通称AquaことAqua Music Entertainment.。
マンションの一室でスラッとした綺麗な女性が出迎えてくれる。
「あなたがサキちゃん? 待ってたわ。色々ごめんなさいね。」
「紹介するよ。Aquaの代表で妻の裕美だ。」
そうヤスさんが紹介してくれる。
「ヤスさんの奥様がこんな綺麗な人だったなんて! びっくりです。」
「まあ、一応ずっとモデルやってたからね。」
と照れたように言って話を続ける。
「それでサキちゃんにお願いしたい仕事っていうのがDEEP BLUEのマネージャーなんだ。」
「そうだ! 俺達の世話をするってサキちゃんの希望とピッタリだろ? 特にスイなんてでかいワニみたいなもんだよ。」
とコウヘイさんがドヤ顔で笑った。
私が思ってた生き物ってそういうんじゃないんですけど…、と思いつつ話を聞けば福利厚生もしっかりしているし、お給料も申し分ないのでお引き受けすることにした。
…また新しく仕事探してもスイに邪魔されそうだし。
「今までも何度かマネージャー入れようとしたんだけど、3人続けて辞めていて…。はぁ…。」
悲しげに裕美さんがため息をつく。
「あの、スイのせいですよね。きっと。ごめんなさい。」
何となく想像がついた。
「いえ、それもあるけど…、他にも色々問題があるのよ。ね?」
そういってヤスさんと目を合わせたあと、
「1週間もすればわかるわ。」
と困ったように笑った。
辞表を出し、サキはメンバーと一緒にとぼとぼと歩いて帰る。
トカゲくんストラップ大量虐殺事件にざわついていた館内スタッフの上司に「あれ、私の義理の兄なんです…。すみません。」と説明するとすぐに納得してくれた。良かったのか悪かったのか…。
「大丈夫! そんなサキちゃんにピッタリの仕事を用意してるから!」と連れてこられたのはDEEP BLUEの個人事務所である通称AquaことAqua Music Entertainment.。
マンションの一室でスラッとした綺麗な女性が出迎えてくれる。
「あなたがサキちゃん? 待ってたわ。色々ごめんなさいね。」
「紹介するよ。Aquaの代表で妻の裕美だ。」
そうヤスさんが紹介してくれる。
「ヤスさんの奥様がこんな綺麗な人だったなんて! びっくりです。」
「まあ、一応ずっとモデルやってたからね。」
と照れたように言って話を続ける。
「それでサキちゃんにお願いしたい仕事っていうのがDEEP BLUEのマネージャーなんだ。」
「そうだ! 俺達の世話をするってサキちゃんの希望とピッタリだろ? 特にスイなんてでかいワニみたいなもんだよ。」
とコウヘイさんがドヤ顔で笑った。
私が思ってた生き物ってそういうんじゃないんですけど…、と思いつつ話を聞けば福利厚生もしっかりしているし、お給料も申し分ないのでお引き受けすることにした。
…また新しく仕事探してもスイに邪魔されそうだし。
「今までも何度かマネージャー入れようとしたんだけど、3人続けて辞めていて…。はぁ…。」
悲しげに裕美さんがため息をつく。
「あの、スイのせいですよね。きっと。ごめんなさい。」
何となく想像がついた。
「いえ、それもあるけど…、他にも色々問題があるのよ。ね?」
そういってヤスさんと目を合わせたあと、
「1週間もすればわかるわ。」
と困ったように笑った。

