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続・飼っていたペットに飼われています。
第44章 太陽のようだと君は言うけれど(スイ目線)
 ところが先日、少女に戻った期間に俺を忘れてそこそこ明るく真っ直ぐに育ち、気の合う友人や優しい家族代わりの人間に囲まれて、とことん甘えられる義兄まで持ち、大人の男から受けた快楽を愛と勘違いして処女を散らすよう強請るまでになってしまったせいなのか、2人でいるとき以外にも常に異様な色気まで纏わせるようになってしまっていた。
 明日には皆の記憶が戻るから事務所に謝りに行かないといけないけど、こんな彼女を誰にも見せたくないし、またあんな人目につく場所に戻すのも不安だ。
 それに…、なんだよ今日のその格好。似合いすぎなんだよ。
 だからやめろっていったのに。
 少し微笑みながら切なくも美しいメロディを響かせる彼女を頭から観察する。
 最近マミから譲ってもらったコテでゆるく巻いた髪をハーフアップにし、耳には俺が買ってやった小さなパールのイヤリングを揺らしている。
 メイクは濃くないが、普段は内側にしか引かないアイラインを少し伸ばして目尻で軽く跳ねさせ、いつもよりしっかりとまつげをくるんと上げている。
 頬には桃色のチークをふんわり入れて完璧にサキが最近愛読しているあの雑誌の付箋の貼ってあった箇所の真似をしているんだろうなとひと目でわかった。
 なんなんだ? 「落としたい彼をドキッとさせるヘア&メーク特集♡」って。これ以上男にちやほやされたいのか? 誰を落としにいくんだ? 俺といるのにそんなことをする意味がわからなくてイライラする。
 そもそも今着ているその白のワンピースだって今のサキを思って選んだ訳じゃない。18歳くらいのお前を想定して買ってんだから、サイズが全然合ってないんだよ。
 今日は俺達のことを誰も知らない最後の日で、道も混みそうだし久しぶりに手を繋いで電車で行こうかって言おうと思ってたのに、こんな可愛くてエロくてたまらない俺の彼女を外に出したくなくなってつい八つ当たりしてしまった。
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