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続・飼っていたペットに飼われています。
第47章 宇宙の子②(スイ目線)

「はあ? 俺がそんなブスガキを好きになるってのか? お前ふざけてると今すぐ殺すぞ…!」
「ガキではありません。恐らくトオル様と同じ年頃でございます。それに本当に醜いかどうかはわかりません。トワの母親が言っていたことですから。だから常に頭からフードを被せておくようにと。旦那様がここに近づかないのも、顔を見れば食欲が失せてしまうとお考えだからです。」
「……相変わらず都合のいいクソジジイだな。早くくたばれっての。そうすれば俺がこの宇宙すべてを支配してやるのに。とにかくそんな気味の悪い生き物を愛…、はははっ! そもそもなんだ愛って! そんな事思うわけねーだろ! クソが! 俺はな、誰にも負けない不死の体とこの世界を手に入れることしか興味がねーんだよ‼」
サクラギが悲鳴を上げる門番を幾度も蹴り上げ、鍵を取り上げるとぐったりと痩せた体を担いで門を開け階段を降りる。
「テメーは宇宙の子の目の前で嬲り殺して喰ってやるよ! この俺に失礼なことばっかり言いやがった罰だ。どんなブスでも泣いてりゃ少しは美味く感じるからな。俺は雌の泣き顔と叫び声が大好きなんだ。どうだ? こんな親父そっくりの狂った息子に意味わかんねーこと頼んで死んでいく気分は?」
「ゲホッ…! ゲホッ…! 狂ってなど…、狂ってなど、おりません…。トオル様は…、昔…、私に…、家族を…くれました…。」
「は?」
「覚えて…おられませんかも…しれませんが…。私の元いた星が…旦那様によって滅ぼされ…、奴隷としてここに連れてこられた頃…。ゲホゲホッ! ゲホッ…!」
「ガキではありません。恐らくトオル様と同じ年頃でございます。それに本当に醜いかどうかはわかりません。トワの母親が言っていたことですから。だから常に頭からフードを被せておくようにと。旦那様がここに近づかないのも、顔を見れば食欲が失せてしまうとお考えだからです。」
「……相変わらず都合のいいクソジジイだな。早くくたばれっての。そうすれば俺がこの宇宙すべてを支配してやるのに。とにかくそんな気味の悪い生き物を愛…、はははっ! そもそもなんだ愛って! そんな事思うわけねーだろ! クソが! 俺はな、誰にも負けない不死の体とこの世界を手に入れることしか興味がねーんだよ‼」
サクラギが悲鳴を上げる門番を幾度も蹴り上げ、鍵を取り上げるとぐったりと痩せた体を担いで門を開け階段を降りる。
「テメーは宇宙の子の目の前で嬲り殺して喰ってやるよ! この俺に失礼なことばっかり言いやがった罰だ。どんなブスでも泣いてりゃ少しは美味く感じるからな。俺は雌の泣き顔と叫び声が大好きなんだ。どうだ? こんな親父そっくりの狂った息子に意味わかんねーこと頼んで死んでいく気分は?」
「ゲホッ…! ゲホッ…! 狂ってなど…、狂ってなど、おりません…。トオル様は…、昔…、私に…、家族を…くれました…。」
「は?」
「覚えて…おられませんかも…しれませんが…。私の元いた星が…旦那様によって滅ぼされ…、奴隷としてここに連れてこられた頃…。ゲホゲホッ! ゲホッ…!」

