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続・飼っていたペットに飼われています。
第11章 彼らと私の初収録。②【スイ目線】

実際のセットでそれぞれの立ち位置を確認し、流れを確認するリハーサルが始まった。
アナウンサーの男に挨拶を終えたあとも、奥の方で長谷川と話すサキが気になって仕方ない。
内容は下品な下ネタを上手く交わしながら、長谷川が持っている他の番組への売り込みのようだ。
「…さん! SUIさん聞いてますぅ?」
「ああ、ごめん。なんですか?」
バニーガールの格好をしたケバケバしい巻髪の女が、香水の匂いを振りまきながらしゃがみこんで俺の太腿に手を置いて続ける。
「ですからぁ〜、私ずっとDEEP BLUEの、特にSUIさんのファンなんですっ♡」
「ありがとうございます。こんな綺麗でスタイルもいい子にそう言ってもらえたら緊張しますね。」
嘘つけ、この全身サイボーグが。と心の中で思いつつ大人な対応をする。
「や〜ん♡ 嬉しいっ! じゃあ…このあと2人でお食事行きません? 近くのホテルの上にすっごい良いレストランがあるんですよぉ♡ ねっ?」
その生理食塩水がパンパンに詰まった偽乳を俺の膝に押し付けながら顔を近づけてくる。
苦手な香水が鼻を刺激してあまりに辛いので、離れてほしくてやんわり本音を混ぜた。
「……でも、俺天然物が好きなんですよ。顔も体も。うちのマネージャーみたいな。」
「なっ………⁉ なんなの皆して⁉ 信じられない! 失礼よ!」
そう叫びながら遠ざかる足音に清々する。
まあ、こんな下っ端の女くらい怒らせてもなんの支障もないだろ。なあ、サキ…? 目を向けようとしたその視線の先でサキの悲鳴が響いた。
アナウンサーの男に挨拶を終えたあとも、奥の方で長谷川と話すサキが気になって仕方ない。
内容は下品な下ネタを上手く交わしながら、長谷川が持っている他の番組への売り込みのようだ。
「…さん! SUIさん聞いてますぅ?」
「ああ、ごめん。なんですか?」
バニーガールの格好をしたケバケバしい巻髪の女が、香水の匂いを振りまきながらしゃがみこんで俺の太腿に手を置いて続ける。
「ですからぁ〜、私ずっとDEEP BLUEの、特にSUIさんのファンなんですっ♡」
「ありがとうございます。こんな綺麗でスタイルもいい子にそう言ってもらえたら緊張しますね。」
嘘つけ、この全身サイボーグが。と心の中で思いつつ大人な対応をする。
「や〜ん♡ 嬉しいっ! じゃあ…このあと2人でお食事行きません? 近くのホテルの上にすっごい良いレストランがあるんですよぉ♡ ねっ?」
その生理食塩水がパンパンに詰まった偽乳を俺の膝に押し付けながら顔を近づけてくる。
苦手な香水が鼻を刺激してあまりに辛いので、離れてほしくてやんわり本音を混ぜた。
「……でも、俺天然物が好きなんですよ。顔も体も。うちのマネージャーみたいな。」
「なっ………⁉ なんなの皆して⁉ 信じられない! 失礼よ!」
そう叫びながら遠ざかる足音に清々する。
まあ、こんな下っ端の女くらい怒らせてもなんの支障もないだろ。なあ、サキ…? 目を向けようとしたその視線の先でサキの悲鳴が響いた。

