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続・飼っていたペットに飼われています。
第12章 彼らと私の初収録。③【サキ目線】

「あの〜、これしか置いてなかったのでとりあえず着ちゃったんですけど、用意して頂いていた代わりの服ってどちらでしょう?」
タオルで体を隠しながらシャワー室から出て、待ってくれていた女性ADさんにご相談する。
「うん、少し胸がキツそうだけどこれならイケますね! いいですか清宮さん、聞いてください。」
そのタオルをバッと奪われて説明されたのは、スイが女性アシスタントさんを怒らせてしまい彼女が帰ってしまったこと。
今すぐ代わりを手配するのは難しいこと。
「ですから清宮さん! あなたが代わりをやるしかないんです!」
いつの間にかヘアメイクを受けながらも交渉してみる。
「あのー、でも私裏方の人間ですし、いまから台本を覚えるのはちょっと…?」
「そんなこと言わなきゃわかりません。飲み物とフリップ出して読むだけです。」
「少し、時間を遅らせて代わりの方を待つというのは…?」
「……いいですか? 清宮さん。既に時間は押してます。そもそも彼女は長谷川さんのお気に入りだったんです。その彼女を怒って帰らせたなんて本来収録は中止! DEEP BLUEは出入り禁止だったんですよ!」
「すみません…!」
「まあ、今回は突き飛ばした彼女も悪いということで、清宮さんが代わりにやるならって事でなんとか繋いでもらってるんです。情況わかってます?」
「そ…そうですよね、本当に申し訳ありません! 精いっぱい…務めさせていただきます。」
タオルで体を隠しながらシャワー室から出て、待ってくれていた女性ADさんにご相談する。
「うん、少し胸がキツそうだけどこれならイケますね! いいですか清宮さん、聞いてください。」
そのタオルをバッと奪われて説明されたのは、スイが女性アシスタントさんを怒らせてしまい彼女が帰ってしまったこと。
今すぐ代わりを手配するのは難しいこと。
「ですから清宮さん! あなたが代わりをやるしかないんです!」
いつの間にかヘアメイクを受けながらも交渉してみる。
「あのー、でも私裏方の人間ですし、いまから台本を覚えるのはちょっと…?」
「そんなこと言わなきゃわかりません。飲み物とフリップ出して読むだけです。」
「少し、時間を遅らせて代わりの方を待つというのは…?」
「……いいですか? 清宮さん。既に時間は押してます。そもそも彼女は長谷川さんのお気に入りだったんです。その彼女を怒って帰らせたなんて本来収録は中止! DEEP BLUEは出入り禁止だったんですよ!」
「すみません…!」
「まあ、今回は突き飛ばした彼女も悪いということで、清宮さんが代わりにやるならって事でなんとか繋いでもらってるんです。情況わかってます?」
「そ…そうですよね、本当に申し訳ありません! 精いっぱい…務めさせていただきます。」

