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続・飼っていたペットに飼われています。
第14章 彼は兎と戯れる。②(サキ目線)
「えっっ‼ DEEP BLUEをレギュラーにですか⁉」

 局の会議室で長谷川さんに見せられた新番組の企画書『サクラギトオルのLIVE the FIRST』を見て思わず叫んでしまう。
「そうそう。トオルくんが生音にこだわる人でさ、この間DEEP BLUEの演奏聞いて生バンドで毎回ゲスト呼んだら面白いんじゃないかな〜って思ってね! ピンのアーティストとかアイドルって音源流すのが主流でしょ? そこにライブ感が加わったら絶対ウケる! トオルくんにもこの間の放送見てもらったらすごい気に入ってたからどうよ? 悪い話じゃないでしょ?」
「悪い話どころか、素晴らしいです! サクラギトオルさんってテレビに疎かった私でも知ってるシンガーソングライターさんなので、色々勉強させて頂きたいですし、他のジャンルのアーティストさんと組むことでファン層が広がりますよね! 長谷川さん本当にありがとうございます〜!」
 長谷川さんが、神様に見えてきて思わず胸の前で手を組み拝みながらお礼を言った。
「いーのよ、サキちゃんも体張って頑張ってくれたし! セットはBARのイメージでトオルくんとゲストがカウンター。DEEP BLUEはバーテンの設定ね。で、当然男所体には華が必要だから…」
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