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続・飼っていたペットに飼われています。
第18章 【裏】大人になった君と狂った歯車。③(サキ目線)

…丁寧な人なのになんかすごく、もやもやする。なんだろう?
何か大事なこと忘れてる気がする。
「うちの代表も気に入ってましたし、近いうちに会えるかもしれないですね。ところで、youさんってご本名ですか?」
「いえ、僕の本名は…、『ゆうと』って言うんですよ。」
ーーガシャン!
思わず持っていたコーヒーを落としてしまった。
「大丈夫ですか? サキさん。」
「あっ! ごめんなさい…。ちょっと知り合いと同じお名前だったのでびっくりしてしまって。すぐ片付けます!」
似てる…。侑斗くんにすごく。顔も体型も声も全然違うのになんでそんな失礼なことを思ったんだろう。お医者さんだから?
慌てて布巾を手に戻りながら考える。
youの斜め前にしゃがんで、テーブルに広がる茶色い液体を急いで拭き取っていく
「すみません。前、失礼しますね。ちょっと嫌なことを思い出してしまって大変失礼しました…!」
「いえ、あれ? ペンダントの後ろに髪の毛が引っかかってますよ。少しジッとしてて貰っていいですか?」
「…あ、ありがとうございま…。ツッッ⁉」
首筋にチクッとした痛みを感じて慌てて振り返ると、注射器を持ったyouが微笑んでいる。
その悪魔のような笑顔を見た瞬間、疑惑は確信に変わった。
何か大事なこと忘れてる気がする。
「うちの代表も気に入ってましたし、近いうちに会えるかもしれないですね。ところで、youさんってご本名ですか?」
「いえ、僕の本名は…、『ゆうと』って言うんですよ。」
ーーガシャン!
思わず持っていたコーヒーを落としてしまった。
「大丈夫ですか? サキさん。」
「あっ! ごめんなさい…。ちょっと知り合いと同じお名前だったのでびっくりしてしまって。すぐ片付けます!」
似てる…。侑斗くんにすごく。顔も体型も声も全然違うのになんでそんな失礼なことを思ったんだろう。お医者さんだから?
慌てて布巾を手に戻りながら考える。
youの斜め前にしゃがんで、テーブルに広がる茶色い液体を急いで拭き取っていく
「すみません。前、失礼しますね。ちょっと嫌なことを思い出してしまって大変失礼しました…!」
「いえ、あれ? ペンダントの後ろに髪の毛が引っかかってますよ。少しジッとしてて貰っていいですか?」
「…あ、ありがとうございま…。ツッッ⁉」
首筋にチクッとした痛みを感じて慌てて振り返ると、注射器を持ったyouが微笑んでいる。
その悪魔のような笑顔を見た瞬間、疑惑は確信に変わった。

