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続・飼っていたペットに飼われています。
第20章 【裏】大人になった君と狂った歯車。⑤(スイ目線)

ようやく面倒くさそうに扉を開けたのはサキじゃない、最悪の男のニオイが混ざった何かだった。…恐らく俺と同類だろう。
「ちょっとやめてよ、スイくん。近所迷惑〜。匂いも音も消してたのになんでわかったの?」
「お前…なんだ? 色んな人間が混ざった吐きそうなニオイがする。特にベースが最悪だな。」
「あー、侑斗くんのこと? 死臭がするキミに言われたくないよ。僕はこっちの時間で考えたらキミの1億歳くらい後輩になるのかな。スイくんが作られた星から地球のキミに会いに来たよ。」
「こっちはお前のことなんて興味ない。…サキはどこだ?」
「ハハハハ…ッ! 出た! サキ! ヒトのメスに狂って同胞皆殺しにしたクレイジー野朗のせいで、地球だけ潰せなかったって本当なんだ。面白いなぁ!」
「…どけ!」
突き飛ばして入ろうとする前に、その男はすっと体を引いた。
「見たいならどうぞ? ああ、僕読めるんだ。キミの心がね。腕力はスイくんに少しだけ及ばないだろうけど。」
「ちょっとやめてよ、スイくん。近所迷惑〜。匂いも音も消してたのになんでわかったの?」
「お前…なんだ? 色んな人間が混ざった吐きそうなニオイがする。特にベースが最悪だな。」
「あー、侑斗くんのこと? 死臭がするキミに言われたくないよ。僕はこっちの時間で考えたらキミの1億歳くらい後輩になるのかな。スイくんが作られた星から地球のキミに会いに来たよ。」
「こっちはお前のことなんて興味ない。…サキはどこだ?」
「ハハハハ…ッ! 出た! サキ! ヒトのメスに狂って同胞皆殺しにしたクレイジー野朗のせいで、地球だけ潰せなかったって本当なんだ。面白いなぁ!」
「…どけ!」
突き飛ばして入ろうとする前に、その男はすっと体を引いた。
「見たいならどうぞ? ああ、僕読めるんだ。キミの心がね。腕力はスイくんに少しだけ及ばないだろうけど。」

