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続・飼っていたペットに飼われています。
第26章 春の風はいつも君に優しい。③(スイ目線)
 人気のない階段の踊り場は、エレベーターもエスカレーターもあるこの施設では誰も使っていない。
 重いドアを開けてサキを連れ込み、腰の辺りを引き寄せて挑発するように尋ねる。
「アイツはこんなオトナのキスできんの?」
「え?」
 後頭部を押さえてほのかな林檎の香りがする柔らかなそこを噛み付くように奪うと、舌を無理やり差し込んで細かな歯列をなぞり、驚いて開いたその隙間から更に押し入って小さくて柔らかいその舌を捕える。
 そこから何度も何度も角度を変えて舌を絡めた。片手で支えた艷やかな黒髪も、その柔らかさと質感を確かめるように地肌ごと揉み込む。
 震えるサキの脚に気がついて、薄い油に覆われた林檎の膜を全て舐め取ると唇を離した。
「………ぁっ。…ぁっ。…ぁっ…。…すい…さぁん…。」
「ほっぺ、林檎みたいに赤くなってるよ? サキ。」
「…だって…。」
「サキは俺のだから、誰のモノにもなるな。わかった?」
「はい…。」
「…リップ取れちゃったね。塗り直してきたら? 戻ったら下の階でお茶しよう。」
「うん。」
 小走りでトイレに向かう彼女からはまだ控えめながら甘い蜜の香りがする。
 完全にやり過ぎたな…、と反省しながら階段に腰掛けて待っていてもなかなかサキは戻ってこない。
 嫌な予感がして迎えにいくと、案の定彼女は2人組の若い男に絡まれていた。あんな男を誘う顔と香りをさせたまま1人にしてしまった自分に腹を立てながら、男たちの肩を後ろからめいっぱい引いてサキから引き離す。
「うわっ! 痛ってぇな! なんだよお前…、」
 上から黙って睨みつけるとそいつらは逃げるように去って行った。震える彼女に優しく声を掛ける。
「サキ。」
「スイさん…!」
 俺の胸に飛び込み泣き出す彼女の背中を優しく擦りながら落ち着かせる。
「1人にしてごめんね。もう大丈夫だから。」
「恐かった…。恐かったよぉ…、スイさん…。」
「うん。もう帰ってお茶もご飯も家で食べよう。サキの好きなもの何でも作ってあげるから。」
「うん…っ。早く帰ってスイさんと2人になりたい…。」
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