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オネェとホスト不思議な同居生活
第10章 男で良いの?



シャワーのお湯に当たりながら、少しだけ考える‥
私漸く脱処女したんだと・・・


全く機会が無かった訳じゃない、大学時代初めに告白もされた‥
でも‥付き合う気になれず、全て断ってしまった過去。


今突き詰めて考えて見れば、男性基準が輝だったんだなって思う‥
ただし、カミングアウト前の輝・・


イケメンで勉強が出来スポーツ万能‥
身近にこう格好いい男が居ると、告白して来た男達が凄く下に見える。


それに‥私のこの性格も加味し、誰かと付き合うなんて想像すら出来なくて‥
そんな引っ込み思案で終わった大学時代。



「まさか‥輝と‥‥だったなんて‥‥」


多少なりとも輝に拘っていたのは私‥
そして輝と距離を取ったのも私‥‥


輝の気持ちを考えないで、カミングアウトされ、男好きだと思い込み、距離を取ってしまった。


ちゃんと話を聞いてあげていたら、もっと早く気が付いた?


大学時代に輝に好きって言われていたら、私は受け入れる事が出来た??



「・・・
分からない・・・」


胸の中のモヤモヤ‥
私はこのモヤモヤと暫く格闘する事になる。



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