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第11章 ショーの中で‥そして‥‥

きっかけは簡単、私服で街を歩いていたらゲイの男にナンパされ‥
アナルの初体験を捧げたのよね、その男にあげちゃった。


それからは、なし崩し的‥
１人覚えると‥２０才前後ってそういう盛りだから、何人の男と付き合っただろう？


祐希に触れられない鬱憤を、全て男に抱かれる事で解消して来たのは確か。


男の場合、アナルから前立腺を刺激されると、女並みに感じるし、アナルセックスで勃起して射精もする。


その快感に目覚めて、大学後半前にカミングアウト‥
そして東京に来てから、本格的に女装をするようになった訳。



(オネェだけど、付くもんは付いているんだし‥)



そこは譲れない線‥
祐希が好きな以上、完全な女にはなり切れない、そして祐希を抱いたら、男より祐希が良くなってしまった‥だって本命だもの・・・


女性的嗜好は持っていても、心の何処かに必ず輝が居て、何時でも何処でも祐希を守りたいし、祐希を抱き捲りたい。


心の中の葛藤‥
この世界に祐希を引き込んだのに、他の男でも女でも、祐希に付くのは絶対嫌っていう。


我が儘な欲‥
でも‥大学入学の頃からブレない欲、オネェになってもブレなかったくらい、最上位に祐希が居る。


祐希と一緒に居る事‥
それがぁたしの‥いや俺の全て・・・