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オネェとホスト不思議な同居生活
第11章 ショーの中で‥そして‥‥
「明菜ぁー
ショーが始まるわよー」
「今行くわ・・・」
絵美に呼ばれ、楽屋から舞台へ‥
今日の踊りは露出控え目な分曲は派手、動きの激しい踊りヴァージョン。
暗転している店の中で、舞台だけがライトに包まれる‥
これからが私達の魅せどころよ・・・
(・・雄輝‥あの客と‥)
踊りながらも、目に付くのは雄輝のボックス‥
あの客相手に、何時もの雄輝の手口‥甘い台詞に際どい接近・・
唇が触れ合う程近く‥
耳元で話し掛け、首筋に唇を這わせ‥
ん?
今日は内股に繊細なタッチで触れて‥‥
(ああ、余計な事を教えちゃったから・・・)
教えたのは、他ならぬ自分‥
触れるという名目で、家でやっちゃった。
そして雄輝の学習能力の早い事、早速実践に取り入れているなんて‥
客も目をトロンとさせて、束の間の官能に耽っているし、完全に雄輝に落ちたわね、あのババァ。
(売り上げ倍増よねえー)
踊りながらも、考えるのは雄輝の事ばかり‥
学習能力が無いのはこっち、学生時代から全然変わってない情けなさ。
だってしょうがないでしょう、昨日の今日何だもの、考えるなって言う程が無理よ。
そんな複雑な気持ちのまま、今日のショーを終える事になっちゃった・・・