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愛と欲と嘘
第5章 その後②
目に見えてガックリしている霧島の首に擦り寄って肩に唇を落とした。
少し音を立てると「煽るな」と叱られてしまった。
「めちゃ、我慢したのに…………」
「ごめんって…」
「いや、彩乃は悪くねーんだけど」
この下半身どうしよ?と真顔で見つめて来るから不覚にも吹き出して笑ってしまった。
そんな真顔で、しかも目元だけ潤ませて見つめないでほしい。可愛いし面白いから。
「笑い事じゃねーし」
「ごめんごめん、」
「しゃーない、風呂場でヌいてくる…………」
冗談とも取れる言い方に私は慌てて築島の腕を掴んだ。
反撃するなら今だ。