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初恋
第4章 赤い屋根のうえ


笑ってない。


笑っていないんだ。


彼女の目があまりに真剣に猫を見つめてるから、俺はなんか、違和感を覚えた。


違和感──いわかん?


──なにに?





...




まぁ、ココちゃんが鳴いてるわ。元気ねぇ。


その時、通りすがりのおばさんが俺の後ろで呟いた。


おばさんは俺と半ば無理やりに目を合わせて、会釈してきた。


俺は無愛想に、頭だけ軽く下げといた。


おばさんはお喋りだった。


俺は何も聞いてないのに勝手にペラペラと話し出した。




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