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初恋
第5章 君がくれたもの


遠ざかる君の白いワンピースと


そして──振り乱される黒髪。


……俺はどうしたらいい?


ひとりにされたまま、俺は顔をさげて足元に視線を流す。


一緒に残された空き缶を……


ためしに、蹴ってみたら


想像以上の大きな音で、それは家の石垣に当たった。


音にびびって赤い屋根から仔猫が消える。



「──…ハァ」



初めて缶を蹴っ飛ばした爽快感に背中を押されて、俺の足は自然と前に踏み出した。




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