この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
うつむきピーターパン
第1章 誘惑

1DKの決して広くはない真紀の部屋は、それでも21歳の二人には十分な空間だ。
まだ怒ったようなそぶりを見せる真紀だが、その目の奥はいつものように良彦に甘えている。
それを確認すると良彦は身体の疼きを抑えられない。
床に敷きっぱなしになっている布団に真紀を押し倒す。
もう味わいつくしたはずの真紀の体に良彦はゆっくり吸い込まれていく。
肉付きのいい体に手をまわすと、しっとりとした肌の奥に確かに体温が感じられる。
少しひんやりした柔らかい唇に自分のそれを重ねる。
そして、何かを確かめ合うように浅く舌を絡めあう。
しばらくそうした後、いつものように深く真紀の口の中を犯した。
スカートの中に手を滑り込ませると、蒸れた空気が手を包む。
真紀の秘部を中指と薬指で喜ばせると、抑えたような声が口から漏れた。
「真紀、怒ってたと違うんか?」
「服脱ぎ。」
真紀はその言葉に従い、良彦も服を脱いだ。

