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***堕散る(おちる)***
第7章 step7一段目

恥ずかしい…ワタシは俯く。

ハルトは、そのまま立ち上がる。

「ルリは、しばらく勉強、俺は仕事ね。」

ハルトがモニター画面を指差した。

20くらいあるだろうか、大きな画面の物が真ん中にあり、周りを小さな画面のモニターが囲んでいる。
一昨日は、モニターには気づかなかった。

ワタシは一昨日のことも思い出す。ハルトと違う形で出会いたかった…

「ルリ?
ここ座って?」

ワタシが考えこんでいたので、ハルトは引いた椅子に、

トスン…

ワタシを座らせた。

アッ、

ショーツを履く間もなく、ワタシは直接、ビニール皮の折り畳み椅子に座ることになる。

「俺は此所ね。」

ハルトが向かい合わせだが離れたソファーに座る。

リモコンでモニター画面を切り替えながら、雑誌をみるハルト…
ハルトの仕草に見とれていた。

「ルリ?しばらく勉強しなさい?」

ワタシはハッとして鞄から勉強道具を取り出した。


ワタシは宿題を取り出す。プリントに目をやるけど、

ハルトからの先ほどの付け根へのキスの感覚、そして何より…ビニール皮に直接触れる感触が気になってしまう。

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