この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
***堕散る(おちる)***
第7章 step7一段目
恥ずかしい…ワタシは俯く。
ハルトは、そのまま立ち上がる。
「ルリは、しばらく勉強、俺は仕事ね。」
ハルトがモニター画面を指差した。
20くらいあるだろうか、大きな画面の物が真ん中にあり、周りを小さな画面のモニターが囲んでいる。
一昨日は、モニターには気づかなかった。
ワタシは一昨日のことも思い出す。ハルトと違う形で出会いたかった…
「ルリ?
ここ座って?」
ワタシが考えこんでいたので、ハルトは引いた椅子に、
トスン…
ワタシを座らせた。
アッ、
ショーツを履く間もなく、ワタシは直接、ビニール皮の折り畳み椅子に座ることになる。
「俺は此所ね。」
ハルトが向かい合わせだが離れたソファーに座る。
リモコンでモニター画面を切り替えながら、雑誌をみるハルト…
ハルトの仕草に見とれていた。
「ルリ?しばらく勉強しなさい?」
ワタシはハッとして鞄から勉強道具を取り出した。
ワタシは宿題を取り出す。プリントに目をやるけど、
ハルトからの先ほどの付け根へのキスの感覚、そして何より…ビニール皮に直接触れる感触が気になってしまう。